お知らせ

2019年11月22日

生きることに集中

「人生で初めて」という言葉から、みなさん何を思い浮かべますか?

「数十年そんな事はなかった」という人から「毎日のようにそんな事ばかりだ」という人まで、実に個人差のある言葉でしょう。

 

でも確実に言えることは過去世の記憶がないかぎり「死んだことがある」という人は少ないのです。人とは未知の事を避けようとする習性があるため、何が何でも死を回避しようとしたがるものです。死んでから「肉体死とはこういうものだったよ~」と教えてくれることはあっても原則は幽霊からということになります。幽霊からのメッセージは公文書に載ることもなく、むしろ現代ではオカルトとかトンデモ話のジャンルとなりますから、経験したとしても口外する人も少ないのです。よって教科書に「死ぬとはどういうことか」といった記述もされることがないため、益々皆が肉体死を「未知のもの」としてタブー視するようになってしまうのです。

 

もうひとつ確実に言えることがあります。それは今生きている万人が肉体死を迎えるということです(笑)。明日なのか来週なのか来月なのか来年なのかその時期は人によってまちまちですが、少なくともこれを読んでいる人で来世紀まで今の肉体で生きている人は一人もいないわけです。

 

肉体死を迎えない人がいたのならばタブー視することもありですが、確実に自分も迎える事態を無いことにしたり考えないようにするというのではあまりにも幼稚なのでは?だから気持ちよく生きて気持ち良く死ねる人が現代は少ないのです。

 

私は自殺の勧めをしているわけではありません。肉体死の心配をしろと言っているのでもありません。むしろ充実した人生を推奨しているのです。冒頭に書いた通り、肉体死が未知のこととなり過ぎているからこそ、心配したり不安になったり多くの人が生きることに集中できていないように窺えるのです。

 

肉体死とは何なのかに意識を向けることは

生きることに意識を向けることとセットなのです。