お知らせ

2019年12月05日

性的欲求を超越

性欲とは動物の本能欲求ですから、種の保存のために異性との性的結合を求める行為。

その時期には個人差があるものの、求め出すのは生殖機能が発達し始めた小中学生頃からということになりますね。

 

思い返してみると、幼稚園児だった頃に自分が好きだった相手は男女年齢問わず複数人いました。

 

果たしたい性的欲求があったわけでもなく単に人に好意を抱いていたのです。

同性以上に異性を選別し、同時に自分が異性から選ばれることによって子孫を残そうとしている。 

 

他の動物と同じ原理が人であるはずの自分にもあるということに複雑な心境を覚えました。

 


よって思春期ともなると、自分が異性からもてよう努力することにバカらしさや嫌悪感を抱くようになってしまいました。

若い頃ならスポーツでも音楽でも勉強でも仕事でも、恋愛や結婚に有利にはたらかせたいことが大きな動機。


多くの人にとって最大の生きる動機が私にははたらかず、子供の頃から「人間とは何か・生死とは何か・宇宙とは何か」といった事に最大の興味関心を抱き続けてきたのです。

そんな人なら当然……(笑)



でも社会をよりよく観察する中で、異性との結合欲求があらゆる人間行為の動機ともなっている社会の仕組みを理解できました。

 

私は3年前に脳幹出血で倒れて一度はほぼ全ての肉体機能を失ったため、幼児期以来の「性的欲求とは全く無関係に人と関わる」ということが再び可能となりました。しかも大人の教養があるのだから新鮮!笑

 

何事でも禁欲は返って執着となりますから、欲そのものが湧かないことが究極の理想なのです。