知性とは?
半田広宣氏の新作をじっくり読了しました。半田コウセン氏の著作の初版を手にしたのは20年前。ずっと愛読してきて、霊能者である今の妻と初めて会った日の6年前にも手渡したくらいの愛読書でした。
ちなみにコウセン氏の旧友であるマロさんという、数とカタチの研究者が同著作に登場していて、なぜかそのマロさんが私にとってはコウセンさん以上にインパクトがあり、今の妻が当時住んでいた名古屋の近所にマロさんも在住で、マロさんと妻が直前に知人となっていたことから、妻と初めて会ったその日にマロさんにも同席いただいでコウセン氏の話でも盛り上がっていたのでした。昨年末も東京にレクチャーでいらした際に我が家で宿泊して2歳の息子とも遊んでもらいました。
そして6年前、そのマロさんが登場しているコウセン氏の著作を後に妻となる占い師に手渡しました。コウセン氏は福岡に在住なので私が会えたのは後日に東京でとなります。私はその頃静岡県に住んでいました。私は何度かお会いしただけですが、彼の提唱する「ヌーソロジー」に入れ込んでいた私はこの思想を普及させるべく、あれこれ偉そうに提案していたのでした。
そしてこの度出版の運びとなった新作のコンセプトである映画を題材としたこれも、「有名な映画で良質なものもあるから映画作品に喩えてヌーソロジー解説をしたら良いと思う」と熱く語っていたので、我が事のように喜んで熟読しました。
たまたま20年前の同時期に公開された映画「マトリックス」、私も「なんて上手くこの世の錯覚を表現しているんだ!」と感心して何度も見ました。「2001年宇宙の旅」もDVDソフトを買って長年鑑賞してきました。新作著書ではその両作品が話題になっています。
私も霊能者の彼女と結婚して2年半前に息子が誕生しました。その息子の誕生日当日に私は脳幹出血で意識不明の重体になり、数週間植物人間となっていわゆる臨死体験的なものも経験しました。今のように再び起き上がって歩いたり喋ったりという人間としての機能を取り戻すのに必死だったこの2~3年、東京の講演ついでにリハビリ病院にまで見舞いに来ていただいたコウセン氏のためにもヌーソロジー的な概念を私なりに普及させるよう工夫しています。そうこうしているうちに息子はもう2歳半。走ったり話したりしています。コウセン氏の言う「奥行きの子供たち」となりそうな気配です。
物質科学が万能であるかのごとく歪んで発展してしまった今の地球人類が、サルや獣とは異なる知的生命体へと進化するために必要なことは、つまるところ「死の理解と克服」だと私は考えています。嬉しいことにコウセン氏の考えもそこに辿りついていることを垣間見ることができる著作でした。
20年ほど前のコウセン氏の著作はチャネリングの形式が採用されていて、冥王星のオコツトと名乗る宇宙人とコウセン氏のやりとりが軸になっています。私の解釈では便宜上そうなっているだけで、遠く離れた、いわゆる宇宙人との物理的な交流(テレパシー)ではなく、コウセンさんの非物質知的側面の表れであるのだと私は解釈していました。エササニという遠い星にいる物理的なバシャールと名乗る宇宙人的な存在が地球にいるダリルアンカと交信しているのではなく、ダリルアンカの未来生が過去生の地球人であるダリルとやり取りをしている…つまりは時と空間を越えて自問自答している様子を、「知的生命体が物質である」と勘違いしている地球人にも理解できるよう、便宜上宇宙人であるという設定がなされているのと同じことです。
私は今生肉体死を経験するというあまり無い経験をして、それでもまだ肉体を持って生き続けています。話も今では普通にできます。
記憶も明瞭にあるこの貴重な経験を活かして、地球人類の概念を刷新するため、以後も私なりに工夫して発信をし続けようと決めています。この本、あらゆる人にオススメです!