お知らせ

2021年07月09日

遺志

人が何かを成し遂げる場合、誰かの肉体死が大きく影響している場合がほとんどです。
 
映画やドラマでも「あの人の死を無駄にしたくはない」的なセリフは多いですね。
 
誰かの肉体死でひどく悲しんだり落ち込んだりする人もいます。
 
誰でも家族や知人が死ねば一時は感じるものがあって当然です。
 
ただそのまま沈み続ける人と、それをバネにして飛躍する人とがいるのです。
 
肉体の人間は数えられる日数で肉体死を迎えます。
 
しかも、100%です。
 
現代では、このことを忘れている人もいるということです。
 
昔なら、そんなマヌケな人は決していなかったでしょう。
 
だから肉体で生きている間でも、自分の本質が霊魂であることを意識していました。
 
 
数年前に「サトルエネルギー学会」というところで私に興味をもってくださった幹部がいらして、講演を頼まれました。
 
物質的根拠のない現象の研究とその普及に努めているグループのようでしたから、喜んでお受けしました。
 
しかし私が講演する頃にその方は他界をされ、肉体で会うことは叶いませんでした。
 
その友人でもあった別の幹部に私はお世話になり、続けて次の講演も実現しました。
 
懇親会等で「今後も運営を盛り立てるようお願いします!」的な話を私は何度もされました。
 
ご本人はこの世の所謂エリートの現役をリタイアしてから、意識や霊の研究や普及に傾注していたようです。
 
知人友人は多くても、エリートなだけに非物質について執筆や講演をするような人とは滅多に出会えなかったのでしょう。
 
半年前から入院されて音沙汰が無かったそのお方も、先日逝去されたとの連絡が昨日入りました。
 
今になって思えば、次はご自身がそうなる予感から私に何度も発していた言葉だったのか・・・
 
この世的には私よりも先輩が多い団体の中身を、新参者の私がかき回すわけにもいきません。
 
「この組織を」ではなくて、「その精神、思想を」広めてほしいという意図だったはず。
 
よって私は、今後も組織や形態に囚われることなく非物質の概念をこの世に広めよう!
 
そんな気持ちが更に強まりました。
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