2021年04月26日
自分に猶予を与える
仕事で相手に猶予を求める場合はあるでしょう。
ところが肝心の自分には猶予を与えることが出来ず、自分ですぐに「不可能」としてしまう人があまりにも多いのです。
それは自己管理能力が養えていないのです。
「これを実現するためには何がどれだけ必要、よってどの程度の時間が必要だ」
このような事が一切思いつかないというわけです。
息子が誕生した日に脳幹出血で寝たきりとなった私にとって、数年間は自分がノソノソ歩くのでも精一杯。
1~2歳の子供を抱きかかえるなんて、親子心中にしかなりませんでした(笑)
そして4年半後の今、自分が椅子に座ったままなら息子を抱き上げることができます。
息子は嬉しさ恥ずかしさで奇声を上げます。
1~2歳の頃、誰でも親に何をしてもらったかなんて記憶はないでしょう。
4歳で父親に抱き上げてもらった記憶は、私が他界後の彼の記憶にもきちんと残ることでしょう。
医師には猛反対されましたが、私は車椅子を使わずにひたすらリハビリを続けてきました。
出来ないことを実現するためには何年間、何をどうするのか自分の意志で決めて実行したまで。
これが自己管理能力というものです。