2021年06月08日
肉体死を怖れさせる意義
誰でも幼少期に肉体死を怖れたりはしません。
本来の人間には「他界を怖れる」なんて概念はないのです。
実際、人間には年数をかけて意図的にそのような概念を形成させています。
強盗が成立するのは肉体死を怖れるからです。
戦争も、相手に殺される前に相手を殺すよう努めることから大量殺戮が実現します。
億円単位の戦闘機や戦車や戦艦が大量消費されるのですから、仕掛けている側は笑いが止まりません。
普段は質素倹約の人でも手術入院となれば百万単位の出費でも決断します。
よって軍需と同じく医療も大産業となりました。
金銭奴隷とは肉体死を避けようとする人間集団の存在が基本です。
もうこれ以上説明する必要もないでしょう。
儲けや搾取のすべてが庶民の肉体死回避行動から生じているのです。
「さもなければ殺すぞ!」と言われても、皆が「ご自由にどうぞ~」ならば金銭に価値など全く生じません。
貨幣経済のしくみを活用してきた人たちが大切にしている価値観。
それが肉体死を怖れさせる概念だったのです。
怖れても怖れなくとも、誰にも肉体死は確実に訪れます。
その事にこの世の皆が気付けば、人間社会の貨幣経済は終焉します。
そうなれば銀河の標準です。
