2019年12月21日
活力の元
「儚い」という言葉。皆さんそう頻繁には使わないでしょう。
名声を得た後・愛する人と結ばれた後・大金を手にした後・間もなくご臨終となりそうな時・そんな場面で使われる言葉ではないでしょうか。
逆に言うと、名声を得られない・愛する人と一緒になれない・カネが手に入らない・健康でまだまだ死にそうもない(笑)とかだったら出てくる言葉ではないのです。
善し悪しの問題ではなく、実に深い言葉だと私は考えるのです。まだ成就していない物事が多いほど使われることのない言葉だとも言えるでしょう。まだそうなってはいないけれど成就させたい何かがあればあるほど夢や希望を持って生きるモチベーションが保てるということにもなります。
皮肉なことに、環境に恵まれていない人ほど活力のある人生を送っている場合が多いことは事実ではないでしょうか。ただし心の持って行きようによっては鬱状態や自殺を招くことだってあります。
鬱っぽかったり生きる意義を見出せないとしたら、それは元々が恵まれすぎているサインなのかもしれません。
敢えて今より厳しい環境に思い切って飛び込んでみれば、案外治ってしまうのかも?