お知らせ

2021年08月31日

性欲は活かし方次第

若い頃に読んだ記事に「童貞を守ることが偉業を成し遂げる条件だ」という成功者の発言が載っていました。
 
 
その時に私は「これは実に言い得た発言だ」感心したものですが、半世紀も生きてきた今でもやはりそう思います。
 
女性ならば処女ということになりますね。
 
 
衝動的に性交をしてしまうと、便意を催したからウンコをしたのとそんなに変わらない排泄行為になってしまいます。
 
 
ウンコを我慢しすぎれば便秘になったり漏らしてしまったりとかの悲劇を生むだけですが、性的欲求は違います。
 
 
性交渉が美しい事であるという妄想を抱いたまま、そのエネルギーを創造性に結び付けることができるのです。
 
 
絵画や音楽や文学かもしれないし発明発見かもしれません。
 
 
性的マイノリティーの方々はロマンスが肉欲に直結していない事も多いため、クリエイティヴな人が多いと私は実感しています。
 
 
ノーマルな性欲の人には解りようもないでしょう。
私は脳幹出血で性的不能とはなったのですが「美しい・素晴らしい・大切だ」など想いの感性はむしろ鋭敏となりました。
 
 
手足もほとんど動かなくて排泄のしようがありませんから、文書や言葉でその大切さを表出させる他はなくなったのです。
 
 
健康体の場合、一定の年齢からはホルモンバランスを取るために逆に性的行為が必要となる側面もあります。
 
 
物質人間は実に絶妙なバランスの上で成り立っているのです。
 
 
性エネルギーを非物質パワーへと変える秘儀は数千年前までは割と普及していましたが、近年は逆に宗教が禁止をすることで徹底的に人の能力は封じ込められてきました。
 
 
性欲とは実は肉欲ではなかったのです。