お知らせ

2019年08月07日

失うことで得られるありがたみ

添付写真は事務所の水槽です。中身は小魚だけで地震に備えて水も半分以下しか張っていません(笑)。重たくした方が倒れにくいのですが、賃貸物件のフローリングをこぼれた水でビチョビチョにしてしまうのも後々厄介なので…

 

三年前、一度は視力や聴力や全身の触覚をほぼ失ってしまったので、水槽の小魚を眺めながら小音量で音楽を鑑賞するだけで充分な贅沢を感じられます。

 

50年近く生きてきて、多くのものを失う経験ができたからこそ味わえる感覚。実際に健康だった若い頃にはカネと時間をどんなに費やしてもこんな至福感は得られなかったのだから、皮肉なものですね。

 

何でも一度失うとありがたみが増すことは、いくら聞いたり読んだりしても実体験を伴っていなければ解らないことだと思います。それによって人生の面白みが増すのです。

 

ですから何かを失った場面では「よし、これで人生の楽しみが増えるぞ!」くらいに解釈すれば、どんな人生でも面白みが出てくるわけですね~笑