お知らせ

2019年09月28日

価値判断

地球人はその時々で良い悪いを判断する習性があります。
よく「自分を受け容れる」との言葉を目にしますが、自分で悪いと思っている自分自身の部分を受け容れるなんて難しいでしょう。

 

ですからそれは「良い・悪い・の価値判断を手放す」ということです。平時に人殺しをして「いつ捕まるかもしれない」とコソコソしている人がいるとします。それこそ「自分が殺された方がまだ楽だった」ってな心境でしょう。でも戦時中には人殺しのために出兵をし、罪に問われるどころか大量殺戮貢献者には名誉勲章まで出たりするのです(笑)。地球人の良し悪しの基準なんてそんなもの。

 

他人の受け容れ難い部分とは、自分でも受け容れ難い自分自身の部分です。それが良いか悪いかは状況によって変わるのですから、そこにこだわっていても仕方がありません。時や立場が変わって
「それで、あの時はあのようにせざるを得なかったんだ」とわかることもあるでしょう。

 物事には良いも悪いもないのです。それはその時々の状況によって自分の都合で決め付けているだけのこと。
自分が死を迎えることは悪い事だと考えているから自分の死に抗うのです。ところが抗っていても楽しみにしていても肉体死は誰にでも確実に訪れる。
そこに勝手な意味付けをする必要はないのです。