お知らせ

2021年07月16日

プロレス

レスリングなら、相撲や柔道にも近い肉体競技だと少しは解ります。
 
しかし、私が小学校低学年時にテレビで見たプロレスというものには呆れる他はありませんでした。
 
体格のよい大人が分厚いマットの上で飛び上がってひっくり返ったり、パイプ椅子で頭を殴って赤い液体を流したりしています。
 
私はボクシングに興味があったから余計に「これがどうして戦っていることになるの?」
 
10歳頃には私もエンターテイメントショーの概念を理解できるようになりましたが、周りにはプロレスをカッコイイとか騒いでいる同級生が中学になっても居ました。
 
当時は小柄だった私はイジメの対象だったので、砂場でよくプロレス技をかけられました。
 
脊椎を少し損傷したらしく医者に診せると「あんなのは見世物、真似なんかしちゃダメだよ!」と自分の考えそのままを注意されました。
 
以降三十年は脊髄の不具合と付き合いましたが、脳幹出血で比較にならない不具合を全身に発症した今となっては、もう過去の笑い話です(笑)
 
そのプロレス大好き君はガリ勉をして有名大学に進学し大企業に就職したようです。
 
塾へは行かず家庭学習もしないのに有名大学に進学する人もいますから、高学歴だからダメだと一概には言えません。
 
ただ言えることは、娯楽と危険との分別も付かないような人間でもエリートにはなれるということです。
 
それがこの世の現実。
 
なくなりつつあるテレビ放映による人間の能力低下は、どれだけ凄まじかったのかというお話でした。
 
1人以上の画像のようです