2020年11月10日
ドラマ
「人間」という生物は、かなり深く長きにわたって関わらない限り、その個性の奥深さは理解できない複雑さを有しているのが多くの場合です。
短時間で自分の人間性を表現できることはなく、よって人物に対する好き嫌いとは誰もが偏見に基いてなされていることが原則です。
ところが、ドラマにおいては回想シーンを多く取り入れることでその人物像をかなり掘り下げることができます。
現実ではあり得ないような多くの背景描写を挟み込めば、視聴者はその役柄の人物を「長年深くかかわった人物」として感情移入して観るようになるのです。
職場や学校では簡単に得ることのできない人間関係の学びである『人が人を裁くことはできない』という真実を、良質なドラマを観ることで学んでいるのですね!
