お知らせ

2019年08月26日

これからの世代の皆さんへ

私が乳児から大人となるまでの人間社会環境の変化は、今のそれとは比べ物にならないスローペースでした。そしてその変化はこれからも加速度を増し続けるのか、停滞や退化をするのか、いずれにしてもこれから20年もすれば自分の子供時代とは全く異なる環境下にて今の子供たちは大人として存在しているのです。

 

ここ数百年を振り返ってみても、現在ほど後の世代を蔑ろにして大人が自分の都合や肉体生存維持のためだけに生きていた時代も地域もなかったかと思われます。経済の事は除外して、計りしれない膨大な負の遺産を築き上げて文明を終焉させるとは何たる皮肉でしょう!

 

今の政治経済で張り切っている世代と比べれば「別種」と言ってもよいほど価値観が異なる世代がこの世に誕生しはじめていることも事実です。私が倒れた日に生まれた息子はもう3歳になりましたが、1歳からタッチパネルを検索して歌や映像を楽しんできたのですから、それはもう言う事や要求することが私の感覚では中学生ぐらいなのです。

 

現文明は既に物質的には絶望的ですが、非物質文明に向かう方向性は担保されているようにも感じられます。皆さんはその辺り、いかがお感じですか?