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2023年 6月
2023年06月21日

失ったことにさえ感謝

子供時代の私は健康な肉体を有することを当然とし、社会に出てからも手足を使う趣味に時間とエネルギーを費やしてきました。

ずっと健康な身体だったなら、楽器の演奏をはじめとして肉体で何かを表現することを主として私はこの人生を終えたことでしょう。

 

ところが46歳に脳幹出血で一度は寝たきりとなり、現在取り戻せている肉体機能は話すことと座って指を駆使しなくて済む軽作業をすることくらい。

身体では表現できないから文字と言葉で表現する他はない! これは劇的な変化。

誰でも早かれ遅かれ肉体は確実に朽ちるが、魂と文字は時代が変化してもずっと残る・・・

 

もしも健康体で居続けたのなら本格的には成し得なかったことを試みるチャンスをもらった!

 

2023年06月04日

深くも易しい言葉

父は私が誕生する前に結核で死の淵を彷徨った挙句、片方の肺を切除してありました。

当時の医療技術ですから肋骨と肩甲骨も片方が切除してあって大きく凹んでおり、よって野球やゴルフはできませんでした。

胴体だけなら恐怖映画のような外見をしていたため、趣味の水泳でも皆を驚かせないようダイビングスーツを着ていました。

 

おかげで私は人間の肉体機能の欠落には慣れていたため、自分が脳出血で全身麻痺となって歩けなくなっても腎不全と診断され透析患者となっても割と平気なのかもしれません。

 

感銘を受ける著述を遺す人のほとんどが死の淵を彷徨う体験をしていました。

自分もそこは経験したわけですが、彷徨った挙句に肉体死を迎えたのでは何も残りません(笑)

そこから学んだ積極的な思考をいかにシェアできるのか?です。

 

とにかく伝わらなければ意味がない。

私は『内容は深くても言葉は易しく』を心がけます。

簡単なことを難しそうに表現するのがインテリぶった愚か者。

深い内容を易しく表現するのが賢者!

私は以前からそう感じていました。

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