失ったことにさえ感謝
子供時代の私は健康な肉体を有することを当然とし、社会に出てからも手足を使う趣味に時間とエネルギーを費やしてきました。
ずっと健康な身体だったなら、楽器の演奏をはじめとして肉体で何かを表現することを主として私はこの人生を終えたことでしょう。
ところが46歳に脳幹出血で一度は寝たきりとなり、現在取り戻せている肉体機能は話すことと座って指を駆使しなくて済む軽作業をすることくらい。
身体では表現できないから文字と言葉で表現する他はない! これは劇的な変化。
誰でも早かれ遅かれ肉体は確実に朽ちるが、魂と文字は時代が変化してもずっと残る・・・
もしも健康体で居続けたのなら本格的には成し得なかったことを試みるチャンスをもらった!