自分は自分
中学生以上なら誰でも知っていることですが、多数の細胞が集まって機能することで各種臓器や肉体の部位を形成しています。
個々の細胞が自己主張ばかりしていたり特定の機能を担うように強制していては、肉体のあらゆる部位が機能しなくなって肉体死を迎えてしまうのです。
これは人間社会にも該当すること。
人体でいえば心臓や脳だけが重要なわけではありません。切って捨てるだけのために伸びてくるようにも見える爪や毛だって必要があって生えているのです。
それぞれの細胞に優劣があるわけではありません。
ムダ毛処理に苦労している人もいれば髪の毛がなくて取り繕っている人もいます。ムダ毛があってはダメだとか禿は犯罪だとかの法律があるわけでもありません。
どんなに食べてもガリガリで肥れない人もいれば大食漢でもないのに全身シモフリ肉の人だっています。
どんな身体的特徴があっても「それが自分だ」と受容できればよい話です。「これではいけない・ああならねば…」それは誰の基準でしょう。
「心臓だったらよかったのに」「私は脳になりたい」
はたしてそんな細胞があるでしょうか(笑)
他の細胞がそんなことでしたら機能不全に陥るだけ。人間でしたら自分がなぜそのように考えてしまうのかを見つめてみましょう。