下りがあるから上りに価値が出る
本日は寒かったですが久しぶりに穏やかな晴天でした。
私は寝たきりから立てるようになってからのここ3年、ほぼ毎日歩く練習をしてきました。
ヨチヨチ歩けるようになったはずだと思えた昨年末からまた徐々に歩けなくなり、再び入院となってしまいました。
元々の脳幹損傷による内蔵機能の低下で血液等に問題が出ていたようでした。
今では傘をさして歩くことは大変な危険を伴うため、一週間以上ほとんど歩けない日々が続きました。
それで今日は定番の散歩コースである世田谷公園に行ってきました。
青空の広がる中で噴水を眺められるだけで、若い頃なら絶世の美女や大金を手にしたとか(笑)特別な保養地にでも出向いたかのような喜びを感じるのですから、そんな気持ちを湧き出してくれるどんよりした日々に感謝したくもなります。
これは天気だけではなく何事においても言えることで、当たり前に続いていた事でもそうでなくなった場合に元の状態へ戻っただけで嬉しく感じるのです。
ですから波があるのは結構なこと。落ちることで上がる喜びを感じられるのですから。
例えば預貯金が何千万何億とあっても喜びを感じられずにもっともっと欲しがる人というのは、いくら金銭を手にしたところで不幸であり続けるわけです。