この世の立ち位置
何が現実なのかについて確証のある説明ができる人は、存在するようでいて存在していない・・・面白い事実だと感じませんか?
私が「あの世」という言葉を頻繁に使うのは意図的です。なぜなら「この世」とは、沢山ある世界の一つでしかないからです。「あの世」とは「この世」と対照的な世界という意味ではなくて「これが世界の全てである」と多くの人が認識している「この世」とは、沢山ある世界の一つだけであると私は認識しているのです。
同じこの世にも複数のパラレルワールドがあります。「あの世」とは、この世を去った後に「この世の続き」的な世界があるのかと勘違いしている人が多いので「あの世がある・ない」といった話になってしまうのですが、実はこの世の誰もが元はあの世の住人。この世にいながらもあの世は並行存在していて関わり続けていますし、肉体を去れば元に戻るというのは当然のこと。別世界にアクセスできなければこの世にも居続けられないので、この世で生きている誰もが毎日睡眠を確保しているのです。
それなのに何故「この世だけが全て」だと捉えてしまうのかというと、恋愛を経験したことのある人なら多くは解ることでしょう。異性も同性もこの世に十億人単位で存在しているのに、特定の人だけしかこの世に存在していないかのごとき錯覚に陥ってしまうわけです。だからこそ結婚したり妊娠出産したりとかもあり得るわけで、私はそれを悪く言っているわけではありません。つまりは他に親しくなる人がいないから起き得ることなのです。
しかし誰もが睡眠中には夢を見て、覚醒中でも当たり前に異世界を体験しているのに「この世が世界の全てである」と誤認している人がこれだけ多いということは、明らかに皆がそのような洗脳を受けてしまっているのです。
その洗脳から抜け出せない限り「人生における生死とは何か? 宇宙とは何か? 重力とは何か? 時空とは何か?」等、人類にとって重要であるはずのあらゆる事項があやふやなままでしょう。
しかし「あやふやなままで済ます時代はもう終わった」と私は感じているのです。