念の力
念の力は絶大です。多くの人にとって、心の底から実現しようと思えたことは大概が実現します。
私は表面上のことを言っているのではありません。本心で無理だと思っている事は実現しません。内面では「実現させない」という念の力がはたらいているからです。ところが面白いもので、本心を偽っている人ほど「○○したい・○○になりたい」とか言ったり書いたりするものです。
実現させてしまう人は、そうなることを前提に今できることを黙々と常にやり続けるだけで、他言や宣言をあまりしない傾向があります。他人に大口を叩いて自分を励ますような必要性を感じていないとも言えます。他人に話せば邪魔が入りやすいだけかもしれません。
ですから「金持ちになりたい」と言っている人は一生貧乏、
「健康になりたい」と言っている人はずっと不健康だったりします(笑)
そうではない自分が前提になってしまっているからです。
私が脳幹出血で倒れて意識不明の重体となった時も、医師をはじめ周りは死亡はもちろん厳しい未来を想定する人ばかりでした。だから、意識が戻ってからも寝たきりだった私はこれらのことを実践したのです。無理だとか危険だとかの反対意見を黙々と受け流して、数ヵ月後には医師が強要する車椅子にも乗っているフリをして乗らずに一人で車が通らない公園を歩いたり部屋でストレッチをしたり等のリハビリを一日も欠かさずに継続しているのです。致命的なダメージからどこまで回復するかどうかも根底は自分の自由意志の問題だと考えているからです。
全く動かない身体からのスタートでしたから、さすがに元のようになるとは思っていませんでしたが、3年近く経った今では喋りも飲食も排泄も、散歩もそこそこできて、倒れた日に生まれた息子に「ちょっと待って~」とか言いながら手を繋いでもらって買い物にも出かけています。
この身体機能の回復は、まさに念の力でしかないと思います。念いの強さこそが、脳を筆頭に全身のはたらきを促しているのです。脳幹が壊れたので知らぬ間に内臓のはたらきがデタラメとなっていたため、今年の年初に危険な状態となって入院しましたが、原因が解った今からはまだまだ回復が見込めそうです。これからも気長にこの身体と付き合って行くつもりです。
実例を挙げることで「人の念にはどれだけの力があるものか」を、皆様にも感じ取っていただきたいのです。