2017年06月25日
【第二回ひきこもり講演】ご報告
予定していた通り、25日の13:00から【第二回・ひきこもり講演会】を開催いたしました。お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
「私にはひきこもっていた時期があった」と説明くださる方から「そうは思われていませんが、私はずっと昔から今でもひきこもり中です」と告白される方、「離れて住む家族のひきこもり問題に対処継続中」と仰る方まで状況は様々です。その多様性ゆえに仕方がないこととはいえ、世間での「ひきこもり」の定義づけの曖昧さをはじめとして、活発な意見交換がなされました。
第一線で活躍することを皆がよしとしていた、一昔前でしたら戦線を離脱する人はあまり出ないし、戦線離脱しそうな人を引き止めたりするのが人情でした。ところが今は、配属された戦場の第一線には興味が湧かず、それ以前に戦場に赴くことすらしない人が続出している世の中です。
これは明らかに、人間の生き方や働き方が大きく変わっていることの証です。戦を好まない人を悪く言って戦場に引きずり出せば済む問題ではありません。
今ある社会のしくみが変わることを待ち望んでいる大勢と、今の利権を何が何でも維持したいごく少数とのせめぎ合いは、いつの時代どの場所でも存在していたテーマです。しかし、こんなに静かで摩擦の少ない形でジワジワ拡がり続ける社会現象となったのは初めてのことでしょう。
とても壮大すぎて誰も手を出したがらないのですが、誰もが大きく影響される問題。
まだ始まったばかりです。穏やかに、でも堂々と、この「ひきこもり」をテーマに向き合って行きます。賛同される仲間をお待ちしています。
次回の日程は、決まり次第お知らせいたします。