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紙一重
2017年06月13日

紙一重

茶化すように使われることの多い「バカと天才は紙一重」。きっと皆さんこの言葉の意味を噛み締めるような経験がどこかでおありなのではないでしょうか。それが自分のことであるならば「諸刃の剣」にも似たような意味があります。

私は実弟が先天性の重度知的障がい者ということで、私自身も小学生の頃から小高い丘の上にある養護施設に出入りしていました。入居者ではない私が施設敷地内に入ると、何者かがいきなり顔面に石を投げつけてきて額から流血するという手荒な歓迎を受けた事もありましたが、大人になって思えばそれは第三の眼を開く強制儀式だったのかもしれません(笑)。辛い思い出はそれぐらいです。

そこにいた人々は子供から中年まで幅広かったのですが、初めて接した時の慣れない発声や身のこなしに異様さを感じる他にはこれといって危害を加えられることもなく、私にはただ「一般の学校や職場に通って同じような事を日々繰り返すことができない、何らかの要因を抱えている人たち」という捉え方をしていました。

実は、障がい者とは逆のパターンもあるようでした。例えば、初めて会ったのにもかかわらず、長年私たち家族のスパイをしていたのではないか?と思うほどの詳細情報を10歳前後の子供がマシンガントークしながら歩み寄ってくるのです。抑揚の無い無感情な超高速の喋りはまさにマシンです。話せないし字も書けない弟から情報を引き出すことは常識的に無理です。こんな凄い人が学校や会社にいたら、もうオカルトの世界ですよね(笑)。

他にも、10歳過ぎても三輪車しか乗れなくていつも独り言をつぶやいていた子供が、彼の自宅からも施設からも数十キロは離れた場所にある私の自宅に、私一人だけが在宅していた僅かな時間を狙っていたかようにいきなりやって来て「○○君(弟)いる?」と話しかけてきたのです。しかも私が気付いた時、彼は既に私の部屋の扉を開けて顔を覗かせていたのです。呆気にとられていた私は我に帰って、出て行った彼を探したのですが、もう姿はありません。彼はテレポーテーションを常用していたのでしょうか…

ですから私は、今の社会では「一般的にはないはずの何かを有している」場合でも、「持っていて当然とされるものを持っていない」場合と同等の扱いを受けてしまうという前提に立って人間社会を観察しています。

そのような話に興味がおありなら、明日14(水)25(日)「ひきこもり講演」に是非お越しください。生まれつきの霊能力で苦しんできた妻とのコラボです。

実際に引きこもっているのは、どの立場の人なのでしょう!?