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地味な社会変革者
2018年05月11日

地味な社会変革者

物事を常に俯瞰していないと手段が目的となってしまうのが人間の悲しい性です。例えば現在の日本社会に暮らせば、生きて行く手段として家賃や住宅ローンや食費や光熱費や交通費などが必要となりますから金銭を手に入れようとします。すると知らず知らずのうちに金銭を求めるという行為そのものが人生の目的となってしまっているのです。

 

稼ぐのか貰うのか盗むのか拾うのかはともかく、あなたはカネを得ることを目的にプログラムされたマシンではなかったはずが、いつからか実質そのようになって生きてしまう場合が多いのです。

 

そうなってしまう理由のひとつには、人生の目的など考えないまま大人になってしまうことが多いからです。私は特に目的のない人生だって、その都度その都度の思い付きや行き当たりばったりの人生だって大いに結構だと思います。

 

ただ、名の通った高校や大学に進学する目的は何でしょう。今ではそうでもない世の中となってきましたが「安定した高収入の職に就くため」が基本だと思うのです。塾や予備校を含めて受験勉強とはカネ稼ぎマシンとして落ち度のない人間を作ることです。

 

でも本当のところは、受験産業に携わっている人々が儲けるためにがんばっているだけの実状に乗せられているのです。飲食でもファッションでも医療でも軍事でもスポーツでも音楽でも、どの業界をとっても同じ事です。

 

カネを得るためだけに凌ぎを削っている大人たちに囲まれて育った子供たちも、気付けばカネを得るためだけの大人となっている…至極当然のことですよね。

 

そんな世の中は根本的におかしいと感じている若者が増えてきています。思想を振りかざすわけでもなく、ただ社会参加しないのです。

 

学校へも行かず、会社にも行かず、起業もせず、異性との交際もせず、友人との交流もほぼなく、親や国家や自治体などの保護だけに依存して生きている不安定な人が結構な数実在します。

 

生きること自体が嫌なのでしょうか?それともそんなに人間っぽい問題ではなくて、単にプログラムされ損ねたマシン人間なのでしょうか?

 

いずれにしてもそのような人々が増殖しているのが事実なのですから、世の中のしくみは確実に大きく変わります。無職者も深刻ですが労働現場の人手不足も深刻です。雇用や労働の概念があちこちで覆っているのでしょう。

 

自分が社会的に何もしないでどこにも属していない環境とは、まさに人間社会や世の中を俯瞰している状況ですよね。親ならば心配の種でしかないでしょうが、政党や国会議員や企業や学者などには無関心な彼らが今後どのような存在となって行くのか、私はとても楽しみです。

 

政治家でも企業人でも学校教師でもない自分の声をそのような人々に届かせることで社会変革を後押しできると考え、私は各種のイベントでひきこもりについて語っています。個人的なカウンセリングも常時承っています。

 

ひきこもりとは、攻撃性の無い社会変革者でもあると私は考えているのです!